死後の備え

(2017年9月9日)

誰もが地上人生で経験することに、大切な人の死があります。さらに先には、自分の死が待っています。「死んだ後どうなるのか」という問いに対して、スピリチュアリズムは明らかにしました。死の直後の様子や幽界に行った霊たちの実生活、霊界とはどのような世界なのかなど、詳しいことまで知ることができました。これまで地上の宗教では明らかにされていない内容ばかりです。そうした霊的事実を知り、従来の宗教で説かれていた内容が真実とはかけ離れていることや曖昧な表現なため、人々の死への不安を解決できないままの状態であったことが理解できるようになりました。

『500に及ぶあの世からの現地報告』(スピリチュアリズム普及会)には、地上生活中に霊的なことを知らず、「死の自覚」が持てず混乱状態の中にいる死んで間もない霊、残した家族や知人に「今もすぐ近くにいること」を必死に語りかけている様子、地上時代に間違った教えを説いていた宗教家ができることなら真実を語りたいと後悔している姿、間違った宗教を信じ霊的牢獄の中にいる霊など、死を迎えた霊達の体験がリアルに豊富に取り上げられており、まさにタイトルにもなっている通り、『現地報告』そのものです。

地上にいる間に死んでからも生活があること、そこでの生活はどのうようなプロセスを経ていくのかという最低の知識・基本的な霊的真理を地上生活中に知ることこそが大切なことであり、それこそが「死後の備え」であることを霊たちが教えてくれます。

シルバーバーチの霊訓やこうした「現地報告」を繰り返し読むことで霊的視野は開かれ、死は「悲しむもの」「恐れるもの」ではなくなり、「待ち望むべき素晴らしい出来事」「喜び」というシルバーバーチの言葉がぴったりだと実感しています。地上にいるあいだに霊的なことを学び、これから先どうなるかをあらかじめ心得ることができると、めまぐるしく情報が飛び交う地上生活の中でも落ち着いて毎日を過ごすことができるようになります。

しかし、大半の人たちがこうした基本的な霊的真理を知らずに地上生活を送っています。死後の生活に対する備えが全くできていない人たちが霊界に大勢送られ、死んだことを諭すためにたいへんな労力を費やし、また、間違った教えによって魂が閉ざされている霊には再教育するなどの状況を、シルバーバーチは述べています。誰もが最低限の霊的知識を知ることができるように、霊的真理を知ったものから伝えていってほしいとの高級霊たちの思いが強く伝わります。

高級霊たちの地上の道具として働けるように、いつでも霊的真理をお伝えできる準備を整え、時期が来て出会うことのできた人にしっかりとお伝えし、一人でも多くの人が霊的視野で眺めることができるように努めていきたいと思います。