2017年3月学習ポイント


今回はスピリチュアリズムの「正しい祈り」について学びました。

地上人生は、霊的成長のためにあることがシルバーバーチによって明らかにされ、霊的成長するために努力すべき実践内容は、大きく次の4つにまとめられます。

・霊的自己コントロール(霊主肉従の努力)
・利他愛の実践(人を正しく愛する)
・苦しみへの正しい対処(苦しみの甘受)
・霊的世界とのストレートな交わり(瞑想・祈り)

祈りは、霊的人生を歩むうえで欠くことのできない実践項目であり、多くの恩恵をもたらします。しかし、祈ることが霊的人生の目的ではなく、霊主肉従の実践と利他愛の実践による霊的成長が目的であって、祈りはその手段の一つに過ぎません。祈りを多くしたからといって、実践が伴わなければ霊的成長はなされません。

ただ神に向かって祈るだけでは何の価値もなく、多くの宗教で行われている祈りの大半は、「摂理の神」という真理が分かっていないところから、神仏への願いごと、自分の願いを聞き入れてもらおうとする行為になり、すべて間違っています。「摂理の神」の認識をし、摂理への一致を目指す自己努力することが正しい祈りをするための大前提となります。

人生の目的は霊的成長することであるため、たとえ祈りをしなくても信仰心が少ないわけではなく、他人のために奉仕している人が真に信仰深い人です。

霊界の方々との絆を強化

スピリチュアリズムにおける瞑想・祈りは、日常、肉体のなかに閉じ込められ、薄らいでしまった私たちの霊的意識を取り戻し、神と霊界の人々とのつながりを緊密にします。祈りは霊エネルギーを補充するための重要な霊的行為です。祈りによって利他愛を実践する意欲や力が湧いてくるようになります。一日の始まりや一日の終わりなどほんのわずかでも神と守護霊との時間を持ち、他人のために役に立ちたいとの心の底からの祈りは、確実に霊界との絆が深まり、奉仕のための力を与えてくださいます。

●祈りの霊的意義と本質――祈りは大いなる霊的活動
  ・神に近づこうとする魂の願望
  ・霊的自立を促すための不可欠な行為
  ・人間の霊性の表現であり、理想に向けての魂の決意表明
  ・背後の霊との結びつきを深める強固な手段
  ・スピリチュアル・レベルでの霊的修行
  ・利他愛実践の意欲を高める霊的手段
  ・利他愛の実践内容――“人類愛”には必ず真実の祈りがともなう
  ・どこまでも霊的成長のための一手段(目的ではない)

●祈りの霊的効用――霊的人生に不可欠な祈りの実践
  ・霊的エネルギーが取り入れられ、霊的意識が高まる
  ・霊的人生の実践が強化される
  ・スピリチュアル能力が引き出される
  ・祈りの効用を決定するのは、祈る人間の霊格


〈正しい祈りの項目と具体例〉 
◆自分の霊的成長に関する祈り
  ・自分の醜い心をなくし、弱い心を強くしてほしい。(霊主肉従)
  ・魂を成長させるための苦しみに耐える力を与えてほしい。(苦しみへの正しい対処)
◆利他愛実践と伝道に関する祈り
 ・もっと深く人を愛せるように、自分の心に広くて純粋な愛をやどらせてほしい。
 ・周りの人々に一刻も早く時期がきて、霊的真理を受け入れられるようになって ほしい。
 ・時期のきた人と出会わせてほしい。(伝道)
◆道具意識に関する祈り
 ・もっと人々のために働かせてほしい。霊界の道具として役立たせてほしい。
◆犠牲精神と使命に関する祈り
 ・人類のために働かせてほしい。霊界の道具として役立たせてほしい。
◆霊的視野に立って自分の心を広くするための祈り
◆神の愛と摂理の支配を賛美する祈り
◆スピリチュアリズムを進める高級霊に対する感謝の祈り
◆スピリチュアリズムの展開に関する祈り
◆人類全体の霊的向上と霊的同胞世界の確立を願う祈り
◆触れ合う人々の霊的成長と真の幸福を願う祈り


  • 「私が勧める祈りの言葉は、たった一言しかありません。「何とぞ私を人のために役立てる方法を教え給え」――これです。大霊のため、そして大霊の子供たちのために一身を捧げたいとの祈りほど、崇高なもの、偉大なもの、偉大な愛、これに優る宗教、これより深い哲学はありません。」
  • 『シルバーバーチの教え(上)』(スピリチュアリズム普及会)P114

※引用についてはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。