2017年8月学習ポイント


『シルバーバーチの霊訓』の内容は、これまで一度も説かれることのなかった霊的真理・霊的知識を地上人に示してくれました。シルバーバーチの霊界通信の内容は、他の高級霊界通信ではほとんど語られることのなかった内容があります。この「動物観」もその一つです。シルバーバーチによって、動物の死後と霊的進化について明らかにされ、霊的観点から人間と動物との正しい関係を述べています。



●シルバーバーチの動物観のポイント(動物虐待に対する批判・動物に対する愛)

・動物に対する愛を強調、動物は人間にとって愛の対象、お互いに助け合う関係

・肉食・動物実験は間違い → 摂理違反=罪

・動物に対する人間の残虐性・冷酷性=人間の霊性の低さ・愛のなさ

・地上人の霊性が向上するに伴い、遠い将来には肉食習慣・動物虐待はなくなっていく

 

●動物と人間の本来の関係――霊的観点から見た人間と動物の関係

・人間・動物を含めたあらゆる生命体が神の計画の一部を担っている

動物は神によってつくられた同じ大霊の家族の一員・仲間
動物は人間の霊的成長を促す役割がある、人間も動物を助ける(進化を促す)ために存在している→ともに助け合いながら進化していく関係

・人間は「愛の力」によって動物を死後も一時的に存在させることができる


 人間が動物を愛することで動物の進化を促します。同時に動物を愛するという行為が、人間を進化させます。人間と動物は、愛の関係を築くことによって喜びを共有し、お互いに助け合う関係だとシルバーバーチは言います。人間が動物を愛すれば愛するほど、動物も愛を発するようになり、その受けた愛は死後も消えることがありません。かわいがったペットが人間よりも先に死んだとき、霊界入りする私たちを出迎え、再会することになります。そしてその動物の種の母体(グループ・スピリット)の中に融合して個別性を失いますが、人間から愛情を受けた動物は種全体の進化を促すと言います。人間は動物を愛し援助する責任を果たし、それを一人ひとりが努力することによって大霊の望まれる愛の世界が広がっていきます。

 しかしそうした本来の在り方に比べ、今の地上は“肉食”や“動物実験”が当たり前のようになっています。犬やネコ・小鳥などのペットを、家族として可愛がりながら平気で肉食をしています。多くの人々は人間の欲望のために、家畜が殺されるのは仕方のないことだと考え、家畜は人間のために存在していると思っています。また、多くの動物たちが人間の手によって実験材料にされています。無邪気な愛すべき小動物を一方的に苦しめ、犠牲にするという動物実験からは、人間の病気を根本的に克服する治療薬や治療方法は生み出されることはないでしょう。

 人間の「霊的無知」によって“動物虐待”は、地上の人々に定着してしまっています。“肉食”が当たり前となっている現状をすぐに改めることはできませんが、「霊的真理」が普及し、人々の心が成長していくにしたがって、肉食の習慣はなくなっていくようになります。動物も神から生命を与えられ、人間と同じ尊い存在で、愛すべき私たちの仲間です。「霊的真理」を他の人々に先駆けて手にし理解したなら、動物に真の愛を与え、神の願いを広め、人々にその姿勢を示していくことができます。”肉食”が当たり前と考える環境の中では、反発を受けるなど難しい場合があるかもしれませんが、私たちは理想に向けて実行して手本を示していく立場にあると考えています。

 

 

  • 「大切なのは、私たちだけでなく、あなた方人間もみんな、もともとは霊的存在であるということです。大霊の分霊なのです。だからこそお互いが助け合えるし、お互いが愛し合えるのです。同時に、この地球を共有している動物に対しても慈しみの心を向けないといけません。そうすれば、この宇宙の大機構の中において、それぞれの役割を果たすことができるのです。それを一人ひとりが努力することによって、この地上も少しずつ天国となっていくのです」

                  『シルバーバーチの最後の啓示』(ハート出版)P130


  • 「人間と親密な関係にあった動物にかぎって、個体を具えたままの存続が可能なのです。そうした動物は地上にいる時から、類魂としての本能のまま生きる動物には得られない、個体としての進化が促進されております。それは人間と動物との間で霊的進化を促進し合うという、すばらしい関係の一例といえます。動物が皆さんとともに同じ環境で過ごすということは、そうでない場合よりもはるかに人間らしい個性的な意識を発達させることになるのです。そうした“人間的”表現というものに縁のなかった動物は類魂の中に埋没していきます」
  • 『霊訓(8)』(潮文社)P185~186

 

  • 問「動物を実験材料とした研究からは、たとえばガンの治療法は発見できないという考えには賛成ですか」
  • 「神の摂理に反した方法からは正しい治療法は生まれません。人間の病気にはそれぞれにちゃんとした治療法が用意されています。しかしそれは動物実験では発見できません」
  • 『霊訓(5)』(潮文社)P11