最高の奉仕

(2017年2月)

多くの人たちは人生の中で、「自分はなぜ生まれてきたのか?」「どんな生き方をしたらよいのか?」「幸せな人生とはどのようなものなのか?」と考えたことがあると思います。古来より、人間はその問いを繰り返し、宗教や思想・哲学は「人生観」に関するさまざまな問題の答えを模索してきました。現在においても、万人が等しく納得できる見解は示すことができていません。それに対してシルバーバーチは「霊的成長」を基準としたこれまでになかった独自の「人生観」を説いています。

シルバーバーチの霊訓によって私たちは、人間にとって霊界が本来の世界であり、地上界は一時的な仮の世界であることを知ることができました。霊界の人生こそメインの人生で、今の地上人生はサブの人生だということです。この2つの世界についての位置関係を明確にし、地上生活の目的は、「本来の世界である霊界での生活のための準備をすること」と言います。地上生活とは霊界での生活のための訓練の場、学校のようなもので、その限られた地上人生の中、基本的な霊的成長を成していくことが一番大切であることを何度も繰り返しシルバーバーチは述べています。霊界に持っていけるのは、霊的・精神的なもの、その中で最も大切なのが、魂の成長(霊性)ということです。地上人生における最も価値あるは霊的成長で、霊的成長できた人生とは人間として最高の地上人生になります。

多くの人々が地上人生を全てだと思い、物質的なものに価値をおき、地上人生を霊的成長とは無関係に過ごした人間は死後、後悔と苦しみに立たされることになります。そうした多くの人間の姿、また地上人生が苦しいものとなっている数多くの地上人の姿を見て、真に幸福になるためにはどのように人生を送ればよいのか知ってほしい、「全人類を何としても救いたい」と、愛の思いから、霊界の方々は自分の全てを犠牲にして霊的真理を届けてくださいました。霊的無知の暗闇の中で、他の人に先駆けて真理を手にすることができた私たちは、最高に価値ある人生とは何かを知り、その価値ある人生に至る道に辿り着いたということです。

同じように時期の来た人に霊的成長の道を歩んで下さいと真理をお伝えすることは、霊的無知の状態を克服し、その方の人生観を大きく変えることになります。そのような他人の霊的成長を促す行為は、神聖な仕事であり最高の奉仕です。スピリチュアリストだけに与えられた最高の奉仕活動です。最も価値ある生き方に導かれたことに感謝し、これからも霊界の道具として高級霊の思いと、その姿勢を指針として歩んでいきたいと思います。


※真っ先に霊的無知を克服し、人生観が180度転換し、救われると、「一人でも多くの人に伝えたい」と自然に強く願うようになりますが、真理の伝道はまず自らを霊的新生させることが必要です。スピリチュアリズム普及会のニューズレターに詳しく掲載されています。ニューズレター30号”良きスピリチュアリストになるためには、まず何から始めたらよいか”


    • 「死が訪れると、霊はそれまでに身につけたものすべて――あなたを他と異なる存在であらしめている個性的所有物のすべて――をたずさえて、霊界へまいります。意識・能力・特性・習性・性癖、さらには愛する力、愛情と友情と同胞精神を発揮する力、こうしたものはすべて霊的属性であり、霊的であるからこそ存続するのです。」
    •           『霊的新時代の到来』(スピリチュアリズム普及会)P256
  •        ※引用についてはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。
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