死後の世界 幽界

(2017年12月30日)

 スピリチュアリズムによってもたらされた「霊的知識」によって、死後の世界が詳細に知ることができました。「死後の世界」についての霊的知識・霊的情報が次々と地上にもたらされました。「霊界通信」によって多くの霊から「死の直後の体験談」を聞き、霊たちのその場の情景を目の前で見ているような、いかにもリアルな感じや、感情や心情を感じることができました。

「霊界通信」の多くは、死の直後に入る霊的世界である「幽界」から送られてきたものがほとんどです。『500に及ぶ現地報告』の内容もほとんどが幽界からのものです。幽界は本格的な死後の世界である霊界と地上界との中間領域・境界的世界で、他界者はまずここで、生前の反省をしたり休息を取ったりすることになります。休息にともなって、大半の人間は”死の自覚“を持つようになります。

幽界での生活と霊的純化のプロセス

 幽界の環境とそこでの生活は、外見上は地上とそっくりな世界で、地上にあるものはすべて存在し、すべてのものがより美しく明るく存在します。地上で生活していた肉体を脱ぎ捨て、霊体という新しい身体での生活では、地上時代の不自由さはなくなり、軽やかになり、疲れも障害もなく、若返ることもできます。食べることも寝ることも必要ありません。(食べ物を食べたい人には自由に食べることができます)お金を稼ぐ必要もない世界です。思念の世界なので、自分の思ったことが何でも叶う世界です。地上的な欲望が何でも叶います。自分の好きなものを好きなだけ手にいれることができます。

 しかし、そうした生活にもやがて飽きがきて嫌気がさしてきて、精神的・霊的なものを求めるようになります。無理矢理連れていかれるのではなく、霊的本姓が目覚め、自ら霊的なものを求めるようになり、自動的に純粋な霊界に移動しています。

 この幽界での生活は霊界へ行くための準備の時として存在する過度的(一時的)な世界です。ここでいつまでも留まっている場所ではないのですが、地上生活中に、霊的なことを何も知らず、物質的なものを追い求めてきた人はざまざまな地上への執着などを捨て去るための霊的純化に長い時を必要とします()。人間は、死んだからといって天使になったり、善なる霊になるのではないということです。霊界においても地上時代に培った習性はそのまま持ち込みます。「霊的覚醒」が起きるまでは地上と同じ状態なのです。また、霊的真理を知っていたとしても知識だけの収集や、本だけを読んでいるだけで実践しなければ、スムーズに霊界に入ることはできません。

 地上人生の中で、霊的成長の歩み(霊主肉従・利他愛の実践)を成し、霊的な喜びを積み重ね、求めていくことがいかに重要であるを強く実感します。

※時には、死後、幽界を素通りしてストレートに霊界に入っていくような人間(イエス)もいる。(地上にいながらにして地上臭がなく、高い霊的意識の中で生きた人)


「地上界の次の世界の場は、地上界の写しです。もしそうでなかったら、何の予備知識もない幼稚な霊に、耐え切れないショックを与えることでしょう。ですから、霊界への導入はやさしい段階をへながら行われることになります。こちらへ来てすぐの生活の場は、地上とひじょうによく似ているということです。自分の死んだことに気づかない人が大勢いるのはそのためです。
 こちらは本質的には思念の世界、思念が実在である世界です。思念の世界ですから、思念が生活と活動の表現のすべてに形態を与えます。他界直後の世界は地表のすぐ近くにあり、ものの考え方がきわめて物質的な男女が集まっていますから、思念の表現もきわめて地上的で、考えることがすべて物的感覚によって行われます。」

         『スピリチュアル・メッセージ』(ハート出版)P53~54



「死んで霊界へ来た人は――初期の段階にかぎっての話ですが――地上にいた時と少しも変わりません。肉体を捨てた――ただそれだけのことです。個性は少しも変わっていません。性格はまったくいっしょです。習性も特質も性癖も個性も、地上時代そのままです。利己的だった人は、相変わらず利己的です。どん欲だった人は、相変わらずどん欲です。無知だった人は、相変わらず無知のままです。悩みを抱いていた人は、相変わらず悩んでおります。少なくとも霊的覚醒が起きるまでは、そうです。」

     『地上人類への最高の福音』(スピリチュアリズム普及会)P189



「死後の世界にも段階があり、意識の開発とともに、徐々に、着実に地上臭が取れていきます。そして、生命というものが物的な相(すがた)を超えたものであることが分かりはじめます。そして、自覚が芽生えると、そこの環境に反応しなくなり、いよいよ本当の霊の世界での生活が始まります」

            『スピリチュアル・メッセージ』(ハート出版)P54



「自分を忘れ、人を思いやる生活を送れば、霊性が発達します。そういうように摂理ができ上がっているのであり、そこに例外はありません。
 つまり現在のあなたは、これまでのあなたの行為――その身体で行ったこと、心で行ったこと、つまりは生活全体の総合結果であるということです。その本来の姿は地上にいる間は見えませんが、死の敷居をまたいで肉体から切り離された瞬間から、その有りのままの姿がさらけ出されます。高すぎもせず低すぎもしません。地上生活中に自分でこしらえた個性をそっくりそのままたずさえて、こちらへ来られます。あなたにとっての本当の財産とは、地上での日常生活で発揮した霊的資質だったのです。」

       『地上人類への最高の福音』(スピリチュアリズム普及会)P29




 シルバーバーチをはじめとする高級霊たちは、地上人に死後の世界についての正確な情報を伝えて、悲劇の中で苦しむ人々の魂を救おうと働きかけてくださっています。私たちは霊界の方々の働きかけによって、真っ先に霊的真理を知ることができました。地上にあって、高級霊との想いを同じくして人々のために奉仕できるということほど、幸福な人生はありません。

 人々の真の幸福のために役立てるよう、道具としての資質を高められるように努力を重ねていきたいと思います。新たな年も、一人でも多くの方が正しい死後の世界、霊的知識を知ることで、地上生活を霊的価値あるものになりますよう心よりお祈りいたします。

       ※引用についてはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

〈参考リンク〉

〈スピリチュアリズム普及会〉スピリチュアリズムとは>スピリチュアリズムの思想Ⅰ>
              4.幽界の様子・幽界での生活