一瞬の地上人生

(2016年9月28日)

地上で生活する人間だれもが、いつか必ず死を迎えることになります。20年30年先のことかもしれませんし、数年後のことかもしれません。霊界があることを知らないために多くの人は“死”を最大の不幸・最大の悲劇と考えています

スピリチュアリズムによって霊的真理を知った私たちは、人間が永遠的存在として造られ、死後も存続することを知りました。やがて死を迎え霊界入りし、そこで生活することになります。人間は霊的存在であるため、本来の住処が霊界であるとシルバーバーチは何度も語っています。

その霊界ではどのくらい生き続けるのでしょうか。シルバーバーチは3000年前に地上で生活をしていたと言っていますから1000年2000年で私たちの魂が消滅することはありません。1万年後も10万年後も100万年後も1億年後も私たちは霊界で存在しているのだそうです。

日常生活の中で、1日が時に長く感じ、地上人生の道のりは遠く、長いな・・・と思うこともありますが、そうした永遠の道のりを見ると、地上での100年足らずの時間は一瞬の出来事だと感じます。

そしてその永遠の道は、ただ生き続けているだけではなく、同時に霊的成長をなしていきます。人間は、進化、進化、の果てしない道をどこまでも歩んでいきます。

その地上で生きていくための道具として肉体を神から与えられ、何をするにしても困難がともなう場所で、シルバーバーチも「地上世界は悩みや苦しみの体験を通じて霊的成長をなす場所として神によって造られている以上、誰もがなんらかの悩みを持つことになる」と述べています。

また、スピリチュアリズムの霊界通信は、苦しいことや困難が魂成長のために必要なことや、永遠に続くわけではないという真理だけではなく、霊的人生を歩むための多くの実践内容まで明記されています。

何のために苦しみや困難があるのか、世の中には物質的に恵まれない人がいたり、生まれながら難病をあったり、障がいを持って生まれるなど、どうしてなのか知りたかったことにシルバーバーチは答えてくれました。他の霊界通信の中でも「シルバーバーチの霊訓」は苦難の意義を強調し、その重要性を明確に述べています。

真理を知ったとしても、苦しさや困難の最中では、肉体本能に引っ張られそうになります。しかし永遠の霊的成長の道の中で、地上生活は一瞬のことと思えると、今あるさまざまなことに対しても些細な事なのだな、と広い霊的な視野から眺め降ろすことができます。

いつも愛し、導いている守護霊が付き添ってくれ、困難を乗り越えるよう、いつも見守ってくださっていることなどを実感することも地上人生を歩むための力となります。

霊的真理が降ろされなければ、広い霊的視野も持てず、地上世界の物質的な暗闇の中いつまでもさまよっていたと思うと、苦しみや困難な中、希望が見出せず、絶望感に打ちひしがれている人たちや、道に迷っている人など、一人でも多くの人に霊的真理を知ってほしいという気持ちが強くなり、私も霊界の方々に使っていただきただけるよう、最善を尽くしたいと思います。


「そのうちあなたも、地上人生を明確な視野のもとに見つめ直す時がまいります。その時、苦難こそ最も大切な教訓を教えていること、もしもあの時あれだけ苦しいまなかったら、悟りは得られなかったであろうことを、しみじみと実感なさいます。」

 

『地上人類への最高の福音』(スピリチュアリズム普及会)p48

※引用はスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。